2013年3月15日金曜日

3月11日

2011年3月11日 フランス時間朝6時半。

私は今の職場とは違うところで働いていた。

朝のシフトだったのですでに出勤していた私は、同僚とコーヒーを飲みながら

仕事に取り掛かる前のちょっとしたダラダラした時間を過ごしていた。
    

すると突然、別の同僚が私に向かって走ってきて、

「日本で地震があったみたい!それも大きな!!」

いつも話を盛るその同僚の事をあまり好きではなかった私は

「あ、そう。日本はよく地震あるからねー。」

と軽く受け流し、テレビを見に行かなかった。

でもその直後、彼の慌てぶりが気になってやっぱりテレビを見に行った。

テレビで流れていた映像は、田んぼが黒い波にどんどん飲まれていく映像。

「これは。。。やばい。。。」

すぐに東京の実家に電話したが、繋がらなかった。
     
午前中で仕事を片付け早退し、家でUstreamを見続けたが、

悪いニュースしか入ってこない状況に自分の無力さを痛切に感じた。

とりあえず、facebookで友人にデマが回っている事を知らせたり、

在日外国人の友人には日本語のニュースを訳して伝えたりしていた。

 

 あれから2年。

昨年も今年も、この日は職場の方や取引先の方まで、

多くの方から励ましの言葉を頂いた。

フランスの政治家に人脈がある友人が率先して募金活動をしてくれ、

日本赤十字に募金したり、

これは私自身が貢献した事ではないですが、

私が実家に帰るタイミングと合わせて、

8名のフランス人を連れて日本を3週間旅行し、日本でたくさん散財してもらった。

皆日本人の礼節に感銘を受け、日本を大変気に入ってくれた。

特に日本の虜になってくれた素敵フランス人カップルとは、

また今年一緒に日本旅行をする計画中。


まだまだ厳しい状況下にいらっしゃる方たちの

物理的な事のみならず、心の復興も祈念してやみません。


わすれません。

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