2013年5月25日土曜日

賛否両論の闘牛@バイヨンヌ

川沿いのカラフルな窓
昨年ビアリッツに行った際に

寄った、車で30分の距離の

バイヨンヌ。古城もあり、

古城周辺も中世の佇まい

を残したまま、お店は

パリでも人気の服屋が

入っていたり。

そんなかわいらしい街で、予想を遥かに上回るエグさの闘牛をみてきました。

豊穣を祈願し、神に牡牛を捧げたのが始まりと伝えられている闘牛。

現在では、動物愛護団体からの強い批判にもさらされ、

人気は衰退の一途をたどり、開催される闘牛も数少なくなっています。

いつの日が見れらなくなる日がくるかもと思い、行ってみました!

ややグロ注意!


会場前。まだワクワクドキドキしていました

2時間の間に3人の闘牛士が
2回ずつ出場し、計6頭の牛と
命の危険をかけて
死闘を繰り広げます。

最初の戦いを見た時、
自分の体から
血の気が引くのを
感じました。。。



闘牛が始まる前、すべての役者が
一旦登場

死闘開始!

まず、アレーナ(闘牛場)

に牛が走って入場。

複数の闘牛士見習いが

ピンクのマントで牛を挑発、

(赤いマントが使えるのは闘牛士だけ)

牛のスピードや癖を

引き出し、目や脚に

欠陥がない事を

披露します。


お次は、ピカドールと

呼ばれる馬に乗った

闘牛士。

闘牛士見習いが、牛に

馬の脇腹を目がけて

突進するよう仕向けます。

ピカドールが牛と

対峙する際、

大声を出して牛が馬に

突進するタイミングを

読みます。

ぶつかった瞬間に馬に

まだがったまま牛を槍で

刺します。

牛が馬に頭突きした

衝撃で馬が倒れる事も。

ここで失神しそうになった私。ピカドールに突かれた牛の背中から、

噴水のように血が噴出すのです。。。顔面蒼白。。。

牛に喝を入れるため、

バンデリーリョ(銛旗士)が

6本、牛の背中に飾り付きの

短銛を刺します。今まで

出てきた闘牛士見習いや

ピカドールが牛と一定の距離

を保ちながら動いていたのに

対し、牛の近くで素早く

動き回るバンデリーリョ。

牛の突進を自分の懐直前

まで迎え入れ、牛の角を

飛び越えるように

短銛を刺します。

バンデリーリョが刺す場所によって血しぶきがたち、ここで私は2回目の失神寸前。

体調が悪かったら席を後にしていたと思う。。。

そして会場全員が待っていたマタドール(闘牛士)が入場!!
満を持してマタドール
が登場し、流血している牛を
赤いマントを使い
どんどん動かして
生気を奪います。
ジョジョ立ち??
踊っているかのよう。
タイミングを見極め
背中にある急所に一刺し
息が途絶えるのを待ちます。
マタドールの戦いが素晴らしければ、白いハンカチで勇士を称えます。

息絶えた

牛を

審査員が

確認し、

マタドールの

戦いっぷりを

審議します。
牛退場。。。
マタドールの勇士が素晴らしく、会場に白いハンカチが多く

振られた場合、審査員が再審し、倒した牛の耳片方もしくは両方を

与えられます。今回は一人のメキシコ人マタドールに耳1枚与えられ、

観客に感謝すべく、アレーナを堂々と一周します。
近くで見ると
若い!
今から思えば闘牛を見るという貴重な体験ができてよかったと思いますが、

見に行くにはかなりの覚悟が必要です。

せめて1頭でデモンストレーションして、他の5頭は麻酔とか。。。
色んなテクノロジーがある現在、6頭も殺めなくてもいいんじゃないか。。。
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