2013年3月1日金曜日

奥さんには輝いていて欲しい

プライベートでお世話になっている在仏日本人妻には、

仕事をしていない人もしている人もいる。

仕事をしていない人は決まって、

旦那の親戚からやいのやいの言われるとため息交じり。

フランスではカップルで行動することがとても多ので、

出先でも、「専業主婦です。」だと

「。。。あら。。。そうなの。。。」みたいな空気が流れるんだって。

    


フランスで、今の60代前後の人たちが 働き出す頃、

5月革命が勃発し、女性解放運動が活発になり、

働きたくても働けない→働く権利を勝ち取ったどー!となりました。

2010年に日本で公開された映画「隠された日記 母たち、娘たち」

では主人公の祖母の時代に女性の権利が男性と同等に無かった時代の苦悩が

描かれています。



「私達世代が苦労して勝ち取った権利を行使しないなんて信じられない!」

と感じるフランス人も多いのでしょう。


でも私が知ってるカップルをよく観察してみると、

働いている奥様の多くが旦那と同等のキャリアがあるというわけではないし、

でもだからといって、下に見られているわけでもないし、

給料が多い少ないの話ではなく、

何かしらのプロフェッショナルであるべきといった印象を受ける。


例えば知り合いのカップルは、旦那はエンジニア、奥さんは絵本作家。

奥さんの収入は月によってバラバラ。真面目に打ちこんでいるが、

彼女の収入で家族を食わせる程、がむしゃらに働いている印象はない。

自分が心地良いペースで作品を作り、

作品が売れる時は売れるし、売れない時は売れない。

でもこの奥さん、絵本作家という肩書きがあるから、

旦那と出かけて行って、肩身が狭い思いをする事はないだろう。

栄養バランスを考えた食事を毎回作り、掃除洗濯もフランス人のプロ並みにこなし、

子育てに真面目に取り組んでいる頑張っている主婦よりも

頼りにならない不安定な収入を得ている奥さんの方が、

世間的に歓迎されるのがフランス(芸術家に寛大なお国柄でもある)。

       

フランスでは、専業主婦の仕事が重視されていないのも事実としてある。

日本の一般的な専業主婦は、栄養バランスに気を使い食事を作り、

子供がきちんとした躾を身に着ける事に責任感を持って取り組み、

子供第一で毎日頑張っている印象がある。(偉い!!!!!)

        

一方フランス人の家庭料理なんて質素なもの。

私の旦那の実家に帰れば、冗談抜きに

スープにパンとチーズとハムだけが夕食のことがある、(ブルジョワなのに。)

旦那は幼少期からお手伝いさんが作った食事を食べていたので

いわゆる「おふくろの味」は思い浮かばないんだって。

チュニジア人のお手伝いさんが作っていたクスクスが旦那の大好物だ。

おふくろの味がないなんて、ちょっとかわいそうかなーと思うけど、

旦那は特に気にしていない。(文化の違い?)

  

こういうお国柄のところでは専業主婦の地位は下に見られてしまうのかな。。。

シチュエーションによっては辛い事もあるかも知れないけど、

日本人の専業主婦の仕事の質はフランス人のそれとは比較にならないから、

在仏専業主婦には堂々といてほしいと思う。



医食同源なんて言葉の意味、フランス人には理解できないだろうなーー。
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