クリスマス協奏曲 序奏の続きです。
Aのアパートに着いた時、Aは車に荷物を積み終えようとしていた。
すでに車内は大量の荷物。
Aの子供の為の昼寝用布団
(15度くらいに角度が付いたもの、うつぶせ用なんだって)、
夜用ベッドとその枠組み、
ミルクを温める機械、
ストローラー、
ベビーチェア、
床に直接敷いて使う遊具(たたんであるけどでかい)
AとAの嫁のスーツケース計2個、
嫁の家族へのクリスマスプレゼント(6人分位)
これらがトランクと後部座席の足元ギュウギュウに詰められていた。
代替品でも済むような物もちらほらある。
言わずもがな、私たちのスーツケースは入りそうもない。
旦那が「僕たちのスーツケースのスペースは?」と聞いた。
Aが「あ、すっかり忘れてた」という表情をした、と思ったら
私たちのスーツケースを見て
「二人だけなのに大きすぎじゃない??」
と言い放った。
私たちのスーツケースはひとつ。
旦那が以前、機内持ち込み用と間違えて購入したもの。
(2人の旅行だと大きすぎず、小さすぎず重宝している。)
海外旅行で使用されているスーツケースより
ずっと小さなもの。
しかもこの中に旦那の家族のクリスマスプレゼントを入れている。
私が唖然としていると、旦那が
「俺たち二人でこの大きさのスーツケースだよ?
大きいわけないだろ。とにかくスペース作ろう。」
と前向きにアプローチ。
すると積み終えそうだった作業をやり直しになったので
Aが不機嫌になった。
「もうすぐで終わりそうだったのに・・・」
「これだけの荷物を小さなスペース無駄なく使ってたのに・・・」
とブツブツ文句を言い始めた。
クリスマスに帰省する人間が
プレゼントもなく、着替えの洋服も持たずに
手ぶらで帰ると思ってたのだろうか。
Aはブツブツずーっと文句を言いながら、
結局、子供の昼寝用布団とベビーチェアを出し、
荷物を入れなおしてなんとか私たちのスーツケースを積んだ。
Aは運転に不慣れで、しかもパリーマルセイユという
7-8時間の長距離運転。
今回は自分の子供も一緒なので、
Aは明るいうちにマルセイユに到着したかった。
それはもちろんこちらも大賛成。
Aとの待ち合わせ時間が出発時間だったが、
この荷物の入れ替えで時間がかかった。(Aのせい)
予定より1時間ほど遅れていた。
ブツブツ文句を言い続けるA(不機嫌が長い)
と私が運転手。
(旦那は免許証紛失中。Aの嫁は免許を持っていない。)
Aに私が「私が最初運転しようか?」と言うと、
「君達のせいでもう遅れているから
これ以上は遅れたくない」
と言い放った。
カチンと来た私は、
「まぁ私と旦那のせいではないことは明確だけどね。」
とつい口から出てしまった。
そんなAと8時間の長旅スタートです。
復唱するが、こんなAはグランゼコール出身で歳は30代半ば。
←よろしければここにクリックをお願い致します。
励みになります!
読みましたーのクリックお願いします。
励みになります!!
0 件のコメント:
コメントを投稿